沖縄仏壇・仏具の照屋漆器店ブログ

２０２２年挨拶

旧年中はひとかたならぬご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます。　　　　　　　
　照屋漆器店は、明治元年の創業以来、一貫したものづくりに取り組み漆を主体とした沖縄の伝統工芸に邁進してまいりました。漆器の生産から始まり、やがて沖縄の祈りの文化に感銘を受け沖縄位牌に特化したものづくりへと変換し、数多くの納入実績を重ねてくることができました。これもひとえに皆様のご愛顧の賜物であると心から感謝申し上げる次第です。
時代や社会が変化しても、大切にしなければならないものがあります。それは命の尊さと、ご先祖様を敬い、祈る心であります。幼いお子さんからご高齢の方まで手と手を合わし、祈りを捧げることは人間にとって根源的にある温かな心であって美しく尊いものです。祈りには、目に見えない不思議な力があり、世のなかが、毎日少しずつ誰かのために祈れば、世界はもっと優しくなれるとそう信じています。

経済的発展は勿論のこと、物質的な豊かさや合理性も大切ですが、人と人とのつながりや心の豊かさを念頭に、仏事のトータルサポートを通して祈りの文化を育みよりよい未来を造っていくことを確信し、地域や社会に貢献してまいります。
これからも、皆様から何卒倍旧のご支援ご指導賜りますようお願い申し上げます。